【注意】今回の記事は私が現在使用中の
ubuntu 15.10 64bit 本家版での設定である。
15.04以前、32bit版、日本語remix版では何か違うかもしれない。
さて、前回記事までの作業により読者諸氏の手元に
ubuntuがインストールされたPCが用意出来たはずだ。
ubuntu含めてlinuxは初期状態でwinよりも多くの圧縮形式に対応する。
PDFの閲覧もインストール直後から可能。
これはもう何年も前から閲覧可能。
macも少なくともOSXはPDF対応済。
一方、windowsはアドビリーダーを入れないとPDFすら読めない。
PDFに標準対応したのはwin8になってからだ。
一体こいつらはどれだけウスノロなんだろう?
windowsユーザーは井の中の蛙だから、バカにされているのも知らずに
新機能だの何だのオメデタイ事を言って喜んでいる。
しかしwindowsごときゴミクズOSに勝った程度で
喜んでいる訳にはいかない。
まだ使い勝手がよくない部分もあるので設定を変更したり
フリーソフトを導入する事になる。
まずは基本として更新作業を行う。
winで言うwindows update
macで言うsoftware updateだ。
まず画面左隅にマウスポインタを持って行くとlauncherが出る。
これはwindowsのタスクバー。macのdock。
もし反応が悪ければsuperボタンを押せば出る。
superボタンとはwindows用キーボードにおいてはこれ。
windowsの旗マークのボタン。
macの場合はここによるとコマンドキーが該当。
このlauncher最上段にubuntuのロゴが出ているが
これをクリックすると入力欄が出て、インストール済みのアプリを
名前で検索可能。当然インクリメンタルサーチ。
「いや、ubuntu入れたばっかりだから名前自体知りませんけど?」
という場合でも下のAマークの所を押せばアプリ一覧が出るので
現在何が入っているのかを見られる。
このスクリーンショットにも出ている
このアイコン(↑)が「ソフトウェアの更新」
検索欄に「ソフトウェアの更新」又は「update manager」でも出る。
また、上のスクショにも出ているがlauncherの歯車アイコン
これが「システム設定」 windowsの「コントロールパネル」。
macの「システム環境設定」。
例えば壁紙の変更やマウス/キーボードの反応速度も変更できる。
・・・そういえばwindowsのマウスは最高速に設定しても遅い。
私はレジストリもいじってコンパネの限界値を超えた設定にするが
それでも遅くて苛つく。
win2000の時はまだ多少マシだったのにXP以降、新OSが出る度に
最高速が低下してて苛つく。加速が付かなくなったのが痛い。
あんなバカ仕様のOSなんか使うと頭が悪くなると思うのだが。
設定項目は基本的に選択すれば即時反映される。
このへんはmacに近い。
windowsみたいに「適用」押して、「OK」押して
というパターンはあまり無い。
というか、そもそもwindows操作方法で「適用」の意味を
間違えている人があまりにも多い。
なぜ「適用」なのか?なぜその後で「OK」なのか?
最初から「OK」ではなぜダメなのか?少しぐらいは考えてほしい。
「テキスト入力」で言語の追加を行った場合等、
一旦ログアウトしないと反映されないものも一部にはある。
シャットダウン、再起動、ログアウトは画面右上にある。
ここ(上のスクショ)から行う。
おそらくインストール直後では「システム設定」の
「言語サポート」を押すと「不完全な言語サポート云々」と
メッセージが出てダウンロード画面が出るはず。
これが日本語remixの説明でも少し書いた、日本語対応の問題。
ubuntuは多分100カ国語ぐらい(?)対応するので
全ての言語の全てのメッセージを最初から同梱すると
容量が無駄に増える。
名前すら初めて聞くような言語のmsgなんか同梱されても困る。
だから最初は最低限のメッセージのみ翻訳を同梱し
必要な言語に関しては後から追加メッセージもダウンロードする
という事になっている。
アップデートができれば次はフリーソフトを取りに行く。
launcherの中に先ほどとは違うAのアイコンがある。
これが「ubuntuソフトウェアセンター」
iphoneのapp storeみたいなもの。
無いはずが無いとおもうが、もし無かったら先程の検索欄で
「ソフトウェアセンター」か「software center」で出てくる。
というかlauncherのアイコンはショートカットでしかないので
ここにあるかどうか、とソフトウェアが
今パソコン内部にあるかどうかは別。
タスクバーやデスクトップにソフトのショートカットが
あるか無いかというのと同じ事。単なる表面的なもの。
例えば並んでいるアイコンの中にめったに使わないものがあって邪魔なら
launcherから消す事もできる。
右クリックで「launcherへの登録を解除」。
逆に登録したいなら、希望のアプリをまず立ち上げて
(この時点でlauncherに一旦表示される)「launcherに登録」
これが「ubuntuソフトウェアセンター」
右上の検索欄でほしいアプリの名前を入れて探す事もできる。
名前が分からないなら左にジャンルごとの分類が出ているから
そこから探してもいい。
検索欄には「mp3」のようなキーワードでも検索できる。
関連するアプリが出てくる。
ここで探せるソフトはwindowsと同じものもあるし
windowsには無いものもある。
とりあえず私がオススメのアプリで生命の樹を作ってみた。
よく2ちゃんねるの実況板では「〜で打線を組んでみた」が出てくるが
あれだと9つしか選べないし、あまり絞り込みすぎるのも嫌なので
ここは、みんな大好き、生命の樹だ。順番は思いついた順。
セフィロトやタロット的な意味は考慮していない。
とりあえずこの辺りは万人にとって必須ソフトではなかろうか?
10.マルクト=王国=vlc
win/macの世界でも有名。
数多くのコーデックに標準対応するプレイヤー
動画、音楽はとりあえずこれを入れればほぼ完璧。
DVD視聴も可。
再生速度調整とかショートカットキーのカスタマイズが
できるのも大きい。
これがあれば語学学習も捗る。 この語学学習の件は次回説明。
標準でもtotemというプレイヤーが入ってはいるが
windows media player同様、機能が不足しすぎて物足りない。
9.イエソド=基礎=ibus-mozc
初期状態でも日本語入力はできるが
windowsなみのバカ変換なので ibus-mozcを入れる。
日本語←→英語の切替は画面右上隅
ショートカットはsuper + space
USキーボードの場合は設定を変えないと面倒なのでこれはまた次回説明。
手書き文字入力もある。
単語登録もできる。しかしかなり多くの単語が予め登録済。
たとえば、初期状態でも以下の変換はできる。
「きょう」で変換したら現在の年月日が出たり
「いま」「じこく」で現在時刻が出たり
「おわた」で \(^o^)/
「ぴーす」で v(´∀`*v)ピース
「かーちゃん」で J( 'ー`)し
「がくぶる」で ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「ずこー」で ヽ(・ω・)/ズコー
「げっつ」で (σ・∀・)σゲッツ!!
「あちゃー」で (ノ∀`)アチャー
「わくわく」で ((o(´∀`)o))ワクワク
「うまー」で (゚д゚)ウマー
その他、鹿目まどか、暁美ほむら、惣流・アスカ・ラングレー、
真希波・マリ・イラストリアス、加持リョウジ、赤木リツコ、
涼宮ハルヒの憂鬱、朝比奈みくる、
(なぜか"涼宮ハルヒ”は”鈴宮ハルヒ”になってしまう。
"の憂鬱"まで打てばちゃんと変換される)、
アムロ・レイ、セイラ・マス、ブライト・ノア、
シャアアズナブル、ランバラル、
安倍晋三、麻生太郎、石破茂、谷垣禎一、小泉進次郎、稲田朋美、
小沢一郎、志位和夫、橋本徹、細川護煕、出口王仁三郎、等等
全部一発変換可能。予測変換で出てくるものも多い。
8.ホド=栄光=pyrename
リネームツール。大量のファイルの名前変更を
いちいち手作業でやるとか逆にそもそもファイル名は放置とか
そういうバカ丸出しな事をするとカモられる元になる。
google desktopとかスパイウェアに依存する羽目になる。
そこでリネーマー。
ただ、一部環境ではこれがフリーズする事があるようで
その場合はkrenamerがいいかもしれない。
7.ネツアク=勝利=unar
解凍に使うソフト。冒頭に説明したとおり、インストール直後から
zip形式どころかwindowsよりも多くの圧縮解凍形式に対応は済んでいる。
それにもかかわらず、コレを入れるのは、
「日本語のファイル名が文字化けする」という問題への対処。
コマンドラインのアプリなので次回コマンドラインについて説明。
若しくはubuntu japanese teamが作っている「日本語remix」ならば
標準機能(=unar無し)でも日本語が文字化けしないらしい。
私はいつも本家のubuntuを使うので詳細不明。尚、unrarとは別物。
6.ティファレト=美=gufw
ファイヤーウォール設定ツール。セキュリティ。
本当はlinuxもアンチウイルスを入れたほうがいいのだが
そもそもウイルスの数が圧倒的に少ないので
無ければ無いで構わない。
というか入れ用にもアンチウイルスがあまり無いww
一般には、これは「linuxがマイノリティだから」と言われるが
私はマイクソソフトの管理能力の問題もあると思う。
例えば、iphoneはスマホでは1番のシェアだ。
しかしandroidよりもウイルスが少ない。
少なくともアプリに関する管理はappleの方が上。
これなどは、明らかに管理能力の差だ。
マジョリティでも管理次第ではウイルス拡散を防げるという実例だ。
勿論、windowsがウイルス感染する経路はアプリだけではない。
しかしインターネット経由で攻撃される、というのなら
iphoneだって同じではないか。
発売直後ならまだしも、アメリカで発売してからなら8年。
日本で発売されてからでも7年。
発売当日から行列ができたりして大人気だったではないか。
大人気のまま7、8年が経過してそれでも
ウイルス被害が少ないままなのは管理能力の問題だ。
windowsがまともに社会に受け入れられたのを95以降だとすると
7年後のXP時代には既にウイルスの被害は蔓延していて
アンチウイルス無しではwindowsなんか使えない状況だったと思うが?
こういう不都合な数字だけやたらと隠蔽して
「linuxにウイルスが無いのはマイノリティだからだ」
「macにウイルスが無いのはマイノリティだからだ」
「winにウイルスがあるのは大人気のOSなんだから仕方ない」
こういう大嘘を平然とつくバカが多すぎるし、ホイホイ信じるバカも多すぎる。
目の前に答えがぶら下がってるのに見えないのか?
このドメクラどもは。
また、linuxはアンチウイルス無しでOSを使う(事が多い)関係上、
ハードウェアが持つ本来の速度を発揮できる。
windows向けのセキュリティで「軽さ」を売りにしているソフトがあるが
(しかもそういうのは大概ザルだと決まっているがw
・・・おっと、ESETの悪口はそこまでだw)
linuxの場合は「軽い」どころか速度低下「ゼロ」だ。
windowsをターゲットにしたウイルスはlinuxに侵入しても
ピクリとも動かないというパターンがほとんど。
windows用のプログラムがlinuxでは動きませんというのと同じ。
トレンドマイクロが6、7年前に行ったテストによると
windows用のウイルスの99%以上はlinuxに侵入しても
ただのゴミでしかないと調査結果が出ている。
読者諸氏が使っているセキュリティが何かは私は知らないが
第三者機関のテストでコンスタントに99%を超えられるソフトは
基本的には無いはずだ。
(VB100でESETが○年連続100%とか、アレは八百長)
5.ゲブラー=峻厳=chromium
ubuntu含めてlinuxは標準でfirefoxが入っているのが通常だ。
knoppixはiceweaselだがアレも結局はfirefox。
本来linux用のflashはアドビが開発終了しているので
flashが必要な場合、google chromeを別途インストールするのが定番。
(例えば一部のyoutube動画の閲覧。
しかしflash自体が斜陽化しているので
youtubeもflash無しで見られる動画が大部分である)
しかし、ubuntu版のfirefoxはflash同梱である。
よってchromeの必要性が無いとも言える。
それなのにchromiumを入れる理由は「丸腰のブラウザがほしい」から。
firefoxの長所は多くのアドオンで多様なカスタマイズができる事だ。
私も大量に入れるので表示が色々と変わってしまう。
そういう状況下でHTML等HPの勉強をしていると
間違った理解をする事がある。
だから「アドオンの影響無し」の環境がほしい。
或いはどこかのHPにアクセスして
何かのダウンロードボタンを押しても無反応な事がある。
こういう場合は何かのアドオンでポップアップが
ブロックされている事がある。
しかし1個1個切りながら再試行するのも面倒。
そういう時もやはり「丸腰のブラウザ」はほしい。
基本はgoogleのchromeと全く同じ。chromeの拡張機能も入る。
chromiumにはflashは入っていない。
そこでchromiumではなく、googleのchromeがほしいのなら
ソフトウェアセンターには出てこないので本家googleのHPからどうぞ。
これがgoogle chromeのダウンロード画面。
32bit/64bitで分かれる。
過去の記事で「将来的にソフトウェアのダウンロードで
32bit/64bitの区別が必要になる」と説明した実例だ。
また、ここを見ても分かるように
debian系=ubuntu/debian/mint/knoppix組と、
redhat系=fedora/centos組はソフトがあるが
「その他系」はchromeが提供されていない。
何もこれはchromeだけの問題ではなく、他の多くのアプリでも同じ。
では、「その他系」の人はどうやってソフトを導入するのかというと
「自分で作る」というパターンが多い。
勿論、ゼロから作るという意味ではないが、
それでもdebian系やredhat系に比べれば敷居が高い。
だから私は過去の記事でも
「上級とは言わないが中級者向け」と言って説明を省略した。
4.ケセド=慈悲=gimp
画像編集ソフト。フォトショップみたいなもの。
非常に多機能なソフト。概要を紹介するだけでも
このブログでは最低10回は記事を書かないといけないと思う。
解説HPや独習書も多いのでggrks
11.ダアト=知識=repository of optional extensions for gimp
GIMPの追加プログラム集。私がこれを入れるのはこの中に入っている
dbp=david's batch processorが目当て。
GIMPがフォトショップに負けている点として時々話題になるのが
「同じ処理の反復ができない」という所。
例えば、100枚の画像を全部50%のサイズにする場合。
画像を小さくする機能はGIMPにもある。
しかしそれを手作業で100回繰り返すのは面倒。
dbpを入れればそれが一気にズドドドドと片付くので圧倒的に早い。
3.ビナー=理解=virtualbox
仮想PC。OSの中にOSが起動する。
デュアルブートのようなものだが、再起動しなくていいし
両方のOSを同時に使える点はメリット。
例えばwindowsが必要になった時とかに使える。
2.コクマー=知恵=wine
virtualboxはwindowsのインストールや起動が必要。
しかしこれはwindowsナシの状況で
windows用のアプリを動かす。
但しあらゆるソフトが動くわけではない。
動くけれども文字化けというソフトもある。
一部機能が動かないものもある。全く動かないものもある。
その辺りの情報はここ 等参照。
私がこれで使うのはwinrarとかimgburnとか。
1.ケテル=王冠=知恵=unity tweak tool
「システム設定」には出てこない設定をここで行う。
いわば「第2コントロールパネル」
お勧めの項目は大体以下の三点。
「window spread」これはmacのエクスポゼみたいなもの
複数のアプリを立ち上げている時にalt+tabで探すより
こっちの方がやりやすい。
「work space setting」これは仮想デスクトップ。
windowsもこれを採用しないとダメだと
私は6、7年前から主張している。
iphoneやandroidではホーム画面がアイコンで一杯になっても
画面を丸ごとスライドさせて隣のホーム画面に移動できるはずだ。
アレと同じ。
例えば何かの勉強をしていて自炊のテキストを読んでいたとする。
練習問題があったとして正解は巻末に書いてあるとする。
ここでmcomix(コミックビューワー)1個で
問題ページと回答ページを行き来するのは面倒。
しかしmcomixを2個立ち上げて並べて表示すると
間違えて回答を見てしまったりして勉強にならない。
そこで正解を開いたmcomixは別のデスクトップに移しておく。
これなら画面スライドだけで行き来できて勉強も捗る。
「hot corner」これは一部windows7あたりから
実装が始まっている。
画面の隅にポインタを持って行くと何が起きるのかの設定。
win7は右下隅にマウスポインタを持って行くと
全ウィンドウが透明になって壁紙が見える。
私は左上隅に「window spread」を割り当てている。
実はこれはfedora/centosのgnomeの設定と同じ。
fedora時代から慣れた挙動をubuntuにも設定している。
以上「オススメアプリで生命の樹を作ってみた」
私個人はもっともっと大量にアプリを入れる。
例えばC言語の学習にはgcc必須だし
Javaの学習にはopenjdk必須だ。
もっともっと名作アプリがキラ星のようにある。
とはいえ、今回の記事はもう十分に長いので
名作フリーソフト紹介もまた追々。
最後はお約束のひと言をオナシャス。
「黒幕はキリスト教徒!」
みかん、いや、未完
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