アイちゃん、改めアイデルバーグ大先生降臨の巻
日ユ同祖論関係のブログや本を見ていると
ヨセフ=アイデルバーグという人物が登場する。
→wiki
ヨセフ=アイデルバーグ(1916-1985)は
ウクライナ出身(1916年当時はロシア領)のユダヤ人で
日ユ同祖論関連で何冊か著書がある。
私が見た範囲内では日ユ同祖論の主張の根拠が
アイデルバーグというケースが複数あった。
例えばここ
これはヘブライの館2というHPの中の記事のひとつだ。
今回はこのアイデルバーグの主張内容を検証する。
ある関係者から提供された資料です。
興味深いことが書かれているので、
ここに載せておきます。
参考までにどうぞ。
と書いてあるが、その「関係者」とは誰だろう?
まさか、当ブログのフルボッコシリーズ第1回に
登場したカルトの久保有政だったりはしないだろうな?
ヘブライの館2とおそらくは同じ作者のHPで
旧ヘブライの館というものがある。そこのHPでは
最初に断わっておきますが、私は、
日本人全てがヘブライ人の末裔だとは考えておりませんし、
将来、日本人とユダヤ人が連合して世界を救うといった
優越感をくすぐるような国粋主義的シナリオも
否定しています。念のため。
と注意書きが書いてある。→リンク
しかしヘブライの館2にはそういう注意書きが無い。
気になる所ではあるが詳細不明。
アイデルバーグは1984年に「大和民族はユダヤ人だった」
という著書を出版した。
その2年後の1986年に「調査」名目で再来日した時の
英語での対談を和訳したものらしい。
気になる箇所のみピックアップする
しかし、日本語のようにヘブライ語起源の言葉を
多数持つところはありませんでした。
優に3000語を超えるのです。
(アイデルバーグ本人は)日本語は話せませんが
音読みと訓読みを区別することはできます。
やはり10支族が現在の日本人の直接の先祖になったと、
私(アイデルバーグ)は考えます。
私の説に反対する人は、確かにいます。
でも、彼らは感情的に反論するだけなのです。
私は、いつも科学的に証拠をあげるのです。
14年間、私は私財を投げうってこの研究に打ち込んできました。
日本語も話せないのに日本語はヘブライ語であると言い切る
この自信は何なんだろう?
日本語が話せないのに3000以上もの単語を検証できるのか?
3000を超えるとは具体的にいくつ検証できたんだろう?
と思っていると冒頭で紹介したwikiには
日本語とヘブル語の単語を詳細に比較研究した結果、
5000語以上のリストを作っていたとされる。
5000か。事実だとするなら大変な数だ。
ところで、wikiを見るとアイちゃんの経歴が実に興味深い。
1916年 ウクライナ南部のオデッサ生まれ
1925年 パレスチナ移住(当時はまだクソラエル建国前)
1937年 「工学」の勉強のためお下劣に行く
1939年 パレスチナでお下劣軍の仕事をする
1952年 「工学」の勉強のためダメリカに行く
1953年 以降、色々開発業務に携わる
1974年 京都の護王神社の見習い神官になる
1985年 クソラエルで死ぬ
まず「言語学」がどこにも出てこない。
「言語学者」という肩書で登場する事が多いアイちゃんだが
実は経歴詐称ではないのか?
「言語学者」は何を根拠に名乗っているのか?単なる自称か?
それじゃ、私の「ヘブライ語5級」の方がまだマシじゃないか
更に経歴と言えば、先程の「ヘブライの館2」に
気になるひと言が書いてある。アイちゃんは
イスラエル建国前は、地下軍事組織「ハガナ」のメンバー
だそうだ。
ハガナといえばモサドの母体のひとつでもある。
アイちゃんはもしかしてモサドの工作活動の一環で
日ユ同祖論によるプロパガンダ活動を行っていたのではないか?
クソラエルでは「アミシャーブ」(Amishav)と言って
「消えた10部族を探す」というプロジェクトが1975年から続く。
1975年と言えば、アイちゃんがモグリ神官を
やっていた時期とも近い(上の経歴参照)
これは単なる偶然か?
そしてモサドと言えばマグナBSPにもつながり
最終的にはフクイチの事故にすらつながる・・・。
フクイチ含め日本の原子力発電所はセキュリティを
マグナBSPに依頼している。
3.11の後、このマグナBSPのカメラの映像画像が
全く話題にならないのはあまりに不自然。
フクイチの内部の様子を調査するためにロボットを用意しただの
そのロボットがコケただの馬鹿なニュースも何度も流れているはずだ。
常識で考えてほしい。原発なんだから監視カメラぐらい元からある。
タダじゃないんだからそれを使え。
3号機は派手に爆発したからカメラも一緒に消し飛んだかもしれない。
しかし3号機以外ならどうか?ただの1台すら生き残っていないのか?
マグナBSPと言えば2001年設立だが
設立直後に9.11で犯人を撮り逃したという
肝心な時ほどポカをする伝説の会社。ズバリ確信犯だろう。
しかもロゴがフリメくさい。(下図)
そして下図が 皆大好き♥ フリメちゃん♥
更に、イランの原子炉を攻撃するためにNSAとイスラエルが作った
コンピューターウイルス(stuxnet)が
フクイチにも使用されたという噂があり、
そのウイルスの侵入経路がマグナBSPとか何とか・・・
これがウソであれ、本当であれ、
マグナBSPはフクイチのセキュリティについて
表に出てきて説明する責任があるはずだ。
しかもこの stuxnet は win32 向けのウイルスらしくて
参考→wiki
まさか、原発はwindowsで動かしているのか?
そりゃあ肝心な時ほど固まるに決まってるよw
unix使えよjk 等等。
パソコン系の話題もこのブログで追々記載するのでお楽しみに。
とりあえず、何かドス黒いものが渦巻いていそうではある。
今回は「自称言語学」的な観点から日ユ同祖論を検証するのみにする。
アイちゃんの主張する通り、日本語の単語のうち
3000なり5000なりの単語がヘブライ語起源だとすると
これは一大事だ。
日本人の日常会話のうち、英語起源の横文字の単語を除けば
ほぼ全てヘブライ語起源じゃないのか?とすら思える。
いや、アイちゃんの主張によると
「日本人は元々ユダヤ人だ」という事らしいので
日常で使う単語がほとんどヘブライ語起源であったとしても
ごく自然な事かもしれない
・・・但しアイちゃんが嘘をついていなければ、の話だ(笑)
では、彼の「科学的な証拠」とやらを検証していこう。
まず、3000なり5000なりの単語というのは
一体どの程度のレベルのものだろうか?
読者諸氏も受験生時代を思い出してほしいが
英単語をウン千語暗記したとか言っても
その基準は非常に曖昧だ。
例えば単語の単数形と複数形は別のものとしてカウントしていいのか?
動詞の活用は?不規則動詞だけカウントするのか?
「hit」や「let」や「cut」のような「活用しない活用」もあるが
これだと逆に「不規則だからこそカウントしない」
という事にならないか?等等。
言い出せばキリが無い。
単語が○千語というのは非常に大雑把な曖昧な話でしかない。
しかし、いくら大雑把だとしても
3000や5000というのは大きい。
例えばZ会のHPではTOEIC600点=英検2級=英単語5000語
云々と説明がされている。
ここのHPにはTOEICのテストの成績と、暗記した単語の数を
もとに作った散布図が出てくる(対象者7316人)
TOEIC600点を取るには「ETS公式発表では3700語」とか、
現在の学習指導要領では中学高校で覚える単語は2200語で
2013年以降は3000語という話題も出ている。
ここでは2008年に上智、早稲田、立教、明治、法政に現役合格した人が
単語は5000オーバーを目標にしようと書いている。
こういった主張から考えて
単語を5000暗記できたら、日本の大学受験ではトップレベル
・・・かもしれないという推測になる。
日常会話レベルの単語なら当然網羅していると考えられる。
では、3000乃至5000の日本語の単語がヘブライ語起源であるならば
日本人が毎日使っている単語も、
さぞかしヘブライ語まみれなんだろう。
そこで、日々ヘブライ語起源の単語を使いこなしている
日本人の諸君に質問だ。次の単語が何を意味するのか分かるか?
「אחד אחת ראשון ראשונה」
「שנים שני שתים שתי שנית」
「שלשה שלשת שלש שלישי שלישית」
え?何何?全く見当もつきません?
せめてカタカナで書いてください?
おっかしいなあ。
カタカナってヘブライ文字から作られたんじゃないの?
この前、ラビ時計屋が、初来日でいきなりカタカナが読めたとか
ドヤ顔で誰か語ってたけど、あれってウソだったの?
全然読めないっておかしいよ。
君、本当に日本人なの?(・∀・)ニヤニヤ
しょうがない。カタカナで書きなおす。
ヘブライ語は右から左に読むのが原則だが
今回のカタカナは普通に左から右に読む事。
エハド アハド アハト リション リショナ
シュナイム シュネ シュタイム シュテ シェニト
シュロシャ シュロシェト シャロシュ シュリシ シュリシト
さすがにこれなら分かっただろう?
何しろ日本語は元々ヘブライ語なんだもんね!
何しろ日本語の中には5000もヘブライ語起源の単語が
含まれるんだもんね!
実は。ここで羅列した単語は全部数字である。
「いち、にい、さん」という数字をヘブライ語で書いている。
どうだ?改めて見なおしてほしい。
どこか「いち、にい、さん」に似ている所がひとつでもあるか?
え?何何?「いち、にい、さん」は中国語起源だから
「ひい、ふう、みい」じゃないと困る? ほう。そうかい。
じゃ、どこか一箇所でも「ひい、ふう、みい」が・・・
・・・全然ねえじゃんかよ!!!
ちなみに、これは、「ニューエクスプレス古典ヘブライ語」
(山田恵子著)のp96を元にして書いているから
「長い歴史のせいで現代語は変形したが
古代ヘブライ語ならきっと共通点が・・・」
という最後の望みすら有り得ない。
どうした?「1、2、3」はダメでも「4や5」ならいいか?
何なら「10」にするか?「100」にするか?「666」にするか?
4はヘブライ語で
「アルバア、アルバアト、アルバ、レヴィイ、レヴィイト」
10はヘブライ語で
「アサラ、アセレト、エセル、アスィリ、アスィリト」
カスる気配すら感じられない件。
それ以前に気付いてほしいのだが
ヘブライ語では数詞が「基数詞」と「助数詞」に別れるだけではなく
「男性形」「女性形」「独立形」「連語形」という多くの変化形に別れる。
そのせいで4でも10でも複数並べてある。
文法構造が日本語と違いすぎるじゃないか。
日本語の数字で「男性形」と「女性形」で
語尾か何か変わるものがひとつでもあったか?
文法の話を始めるならば
日本語は単数形と複数形の違いを無視するのが仕様だ。
これは古文のころからの仕様だ。
一方、英語その他ヨーロッパ系の言語の大部分は
単数形と複数形を区別するのが常識。
そして、ヘブライ語やアラビア語等一部の言語は、
「単数、双数、複数」の三段階での区別をする。
複数形が「2」の場合と「3以上」の場合の2つに別れる。
日本語と比べて、文法構造が違いすぎるではないか。
日本語文法で、語尾なり何なりが、主語の性別によって変化するか?
主語が単数か複数かで、動詞の活用が変化するか?
少なくとも私が知っている日本語ではそんな事は皆無だ
古文ですら有り得ない。
(ごく一部の例外的な単語では存在する
例えば「我々」という単語は複数の人々に対して使う)
ヘブライ語とアラビア語なら「単数・双数・複数」という
文法の基準も共通だし、単語レベルでも非常に似ている。
これは同志社大学神学部神学科の教授が書いてるHPだ。
(カタール大学イスラーム法学科卒)
ここでアラビア語とヘブライ語を比較してみる。
1はワヒード。ん?これはハズレだな。
以下緑がアラビア語、青はヘブライ語。
2はイスナーニ シュネ 微妙。
3はサラーサ シュロシャ 微妙。
4はアルバア アルバア はい、ビンゴ!
5はハムサ ハミシャ はい、ビンゴ!
6はスィッタ シシト 微妙。
7はサバア シヴァ 一応当たりだろう
8はサマーニア シュモナ 微妙。
9はティスア ティシュア はい、ビンゴ!
10はアシャラ アサラ はい、ビンゴ!
たかだか10個の単語を比較しただけで
いきなり半分もよく似た単語が見つかったじゃないか。
大ハズレと言える単語はたったのひとつだけ。
一方日本語とヘブライ語の比較は惨憺たる結果で、
スガスガシイまでのゼロ!
単語も全然違う! 文法も全然違う! 文字も全然違う!
だからヘブライ語と日本語は全然別物だとあれだけ言ったじゃないか
胡散臭い5000もの共通語なんて、一体どこにあるんだ?
数字みたいな基本的な単語ですらカスリもしないのに、
じゃあ、他、何だったら共通なんだ? 動詞でやってみるか?
ロエー コネー オセー オネー メサヘク メダベル
メヴァケル メハケー オヴェッド ホレフ ヨシェヴ
ロメッド オヘル ゴメル オヘヴ・・・
どうだ?ひとつでも分かる単語があるか?
何なら現在形での活用でも示してやろうか?
ロエー ロアー ロイーム ロオット
コネー コナー コニーム コノット
メダベル メダベレット メダブリーム メダブロット
メハケー メハカー メハキーム メハコット
活用したら何か日本語に似た形が・・・全然無い件。
以下単語の意味。
ロエー=見る コネー=買う オセー=行う
オネー=答える メサヘク=遊ぶ メダベル=話す
メヴァケル=訪ねる メハケー=待つ
オヴェッド=働く ホレフ=行く ヨシェヴ=座る
ロメッド=学ぶ オヘル=食べる ゴメル=終える
オヘヴ=好む
意味を見れば分かるように、
日常会話にも出てきそうな基礎的な単語ばかりだ。
わざと日本語とヘブライ語で食い違いそうな
マニアックな単語ばかり選んだ訳ではない。
その基礎的な単語の意味すら全く推測できないのはどういう事か?
要するに日本語とヘブライ語は別の言語だという
それだけの話だろう?
もし以下のような例がひとつでも含まれていれば
救いようもあるだろう。
オセー=遅い とか オネー=姉 とか
ホレフ=惚れる とか オヘル=終える とか
こういう似た単語のひとつでもあれば、
ロマンのひとつも湧くかもしれない。
だけど、こういうのはありません。皆無。ゼロ。
ちなみに日ユ同祖論信者の主張では
「メダベル」が日本語の「駄弁る(ダベる)」の語源らしいが。
(フルボッコシリーズ第1回で紹介した番組でも
みのもんたがドヤ顔で語っていた)
馬鹿すぎて話にならない。「駄弁る」は
明治時代から学生が使い始めた言葉→参考HP
ユダヤ十部族は紀元前8世紀に行方不明になったのではないのか?
明治時代まで2500年もどこをほっつき歩いてたのか?
日ユ同祖論信者の話ではひらがなカタカナは
ヘブライ文字起源だそうだが
まさか平仮名カタカナの成立含めて全部明治時代に作られたのか?
星の数ほど空振りした挙句、恥知らずにも涼しい顔で新しい嘘をつく
これが日ユ同祖論信者の思考回路だ。
こういうのを「息をするようにウソをつく」という。
大体5000も一致してた話はどうなったのか?
いつまで経ってもカスリもしないじゃないか
と思ってたらOKWaveの質問でアイちゃん関連のものを
見つけた→リンク
ここのNo.7がいい回答を書いている。
部分的に引用。
ユダヤ人には蒙古班が無い
ユダヤ教はタブーが多いし明文化されている。
神道のタブーは少ないし明文化されていない。
古事記と旧約聖書の創世記が似ているという主張は頭が悪い人の妄想
今のユダヤ教はバビロン捕囚後、帰郷した人が作ったもの
一方「失われた10部族」はそれよりも前に行方不明になっている。
よって「失われた10部族」がいたとして
しかも日本に来たとしても今のユダヤ教と同じ内容は
知らないはず
なかなか鋭いツッコミだ。尚、私が書いた訳ではないw
で、このNo.7がアイちゃんがなぜ5000ものリスト化が
できたのかについて鋭い事を書いている。
アイちゃんの主張によると
ヘブライ語で「罠」は「モーケシュ」というが
コレが日本語と共通らしい。・・・わけがわかりません。
アイちゃんの説明によると
「罠を仕掛ける → 誰かひっかかる → 儲かる」
よって「罠=もうけ=モーケシュ」で問題ありません
v(´∀`*v)ピース・・・らしい。
アホすぎ。こんなものダメオヤジのスベリギャグでしかない。
アイデルバーグの墓がハマスのロケット砲で
木っ端微塵になりますように ( ̄人 ̄)ちーん
ではお約束のひと言
「黒幕はキリスト教徒!」
(完)