2018年1月14日日曜日

華麗なるLinuxの世界10 〜僕と契約して銭湯OSを使ってよ!〜

華麗なるLinuxの世界10
〜僕と契約して銭湯OSを使ってよ!〜
最近centosでの懸案事項がいくつか解消した。
過去記事にも書いたが、私はredhat/centos/fedora系が好きだ。
一方、当ブログの過去記事ではubuntuを推奨した。
現状では雑誌その他にlinuxが取り上げられる時は
ubuntuが一番人気だからだ。
今回はそれに反旗を翻したい。
だから今回からcentos特集を書く。

centosは"華麗なるlinuxの世界2"で軽く名前だけは出した。
業務用Linux、サーバー用Linuxとして最大勢力のRHEL 
(Red Hat Enterprise Linux)
これのコピー製品がcentosだ。
安定性、堅牢性の高さは折り紙つき。
少なくとも、ういんどーず、とかぬかすゴミOSよりは
確実に上。 
例えば東京証券取引所で使っているのはRHEL
コンマ何秒単位で億のカネが飛び交う修羅場を仕切るのは
泣く子も黙るRHEL様だ。 

参考リンク1
東京証券取引所、Red Hat Enterprise Linuxベースの新システムでミリ秒単位の取引を実現

参考リンク2
東証が基幹システムにLinuxを採用した理由

今回、私がcentos特集を開始する理由のひとつには  
「centosの方がubuntuよりもサポート期間が長い」 
という理由もある。
ubuntuやfedoraは新機能を貪欲に取り入れるOSだ。
その分、サポート期間が短い。
(ubuntuのサポート期間は9ヶ月。fedoraは約13ヶ月。
厳密には2つ先のバージョンの発表日から1ヶ月先まで)

新しいOSが出る度に、新規インストールなり
アップグレードなりしてくださいという前提のOSだ。
ubuntuにはLTS(long term support)ある。
これは2年に1度しか出ないが「長期サポート版」だ。
しかし、長期と言っても5年でしかない。

一方centosは堂々の10年サポート体制
単に期間が長いというそれだけの問題では済まない。
後ろ盾という意味でのサポート体制にも要注目だ。
centosは業務用Linux最大手のRedhat社がバック。
当然、注ぎ込める資金も、動員できるプログラマの数も
個人開発のLinuxとは桁違いだ。

(ubuntuが個人開発だと言いたいのではない。
ubuntuはカノニカル社という会社がバックだ。
世の中には個人が開発しているせいで、
開発者個人の一身上の都合で突如サポートが
打ち切られるlinuxもあるという意味。
centosならそういう人的、金銭的資源の
枯渇リスクは低い、少なくとも、高くはないという意味)

このcentosを使ってwindowsを駆逐する。
日常用途をすべてcentosで賄う事にする。
(ggrks, twitter, facebook, amazon, e-mail, youtube,
DVD, word, excel, ipod, スマホ管理, デジカメ写真その他)
それが今回からの連載のテーマだ。

とはいえ、私は原理主義者ではない。
windowsが現状では9割のシェアをもつために
世の中が歪んでいるという事実から目を背けるつもりはない。
事実は事実として受け入れて、ソレに対する対策を打つ。 
具体的にはデュアルブート環境にする。
つまり、PC起動時にOSを選択できるようにする。
1台のぱそこんに2つのOSを入れて自由に切り替える。

アンチェインだ。(刃牙シリーズ参照)

いままでwindowsの奴隷になっていたのが
次はcentosの奴隷になるようでは意味がない。
必要とあらばwindowsをコキ使う。
もちろん、無料でコキ使う。
最新版のwindows10を無料でコキ使う。
使うだけ使ったらポイ捨てだ。

「私の体が目当てだったのね...」と言うwindowsに
「公衆便所は黙ってろ」と言い捨てて
銭湯OSとキャッキャウフフする、そういうスタイルで行く。

今回私が実際に検証したPC環境は以下の通り
m/b : asrock h61m-vg3
cpu : intel i5 3570S 3.1GHz 4c4t TDP65W
RAM : patriot memory 2GBx2 DDR3-1333
SSD : patriot memory PSK256GS25SSDR 256GB
HDD : Toshiba MQ01ABD050 500GB
PSU : silver stone SST-ST30SF 300W
GPU : 玄人志向 GF-GT1030-E2GB/LP
chassis : sst-ft03b-mini

ivy bridge世代なので中途半端に古い。
しかし最新の3Dのゲームをやらないなら十分現役だ。
pentium3とかpentium4のような粗大ごみレベルでなければ
centosにしろwindows10にしろ動くと思う。

尚、MS本家によるwin10の動作要件はこちら
CPUは1GHz以上
メモリは2GB以上(64bit版
 (実際にはcore2duo以降のCPUで3GHzぐらいはないと
厳しいと思う。メモリも4GBぐらいは欲しい) 

更に今回はスペシャルとして美人OLのおパンツが刺してある。
本連載の中で美人OLのおパンツの検証も含む予定だ。
乞うご期待。
(そのためにわざわざPCI expressが2本のm/bを使っている)

では、OSをダウンロードする所から始めよう。
windows10の評価版(無料)はここからダウンロードする。
うわーっといかん。手がすべってタイプミスしたまま
「次へ」を押してしまった。
どうしよう...困った困ったw
但し確認メールの本文のリンクをクリックしないと
認証が通らないとかそういう問題は無い。
いやー、実に困ったから後で近所のJKにチューしてもらおう。 
この次の画面で32bit/64bitを選べばダウンロード開始だ。
(当然64bitを選ぶ事)

次にcentosのダウンロード(リンク)。これも当然64bit。
というかcentosは7以降は64bit版しか提供されていない。
(centos 6以前は32bit版もあった)
勿論、現在(2018年1月)の最新版の7.4を落としてくる。
1708とついているのが最新版の7.4だ。
1708という謎の数字の意味は20178月リリースという意味。
centos 7.4そのものは2017年9月リリースだが
元になったソースが2017年8月という意味だ。

次に両方共DVDに焼いておく。おすすめはimgburnだ。

さて、デュアルブート環境を構築する前に少しお勉強だ。
UEFIとかBIOSとかそのへんの専門用語だ。
UEFIとて、究めようと思ったら膨大な知識が必要になる。
たとえばUEFIの規格書はここで読める。
PDFで開くのはいいとして
UEFI specifivation version 2.7なら全2899ページw
centosすら自分じゃ設定できないボケナスどもは
開いた瞬間窒息死しかねないレベルだw 勿論全文英語w

私が"膨大"と言った言葉の意味が少しはわかったかな?

しかしデュアルブートの設定に必要な範囲内だけの
最低限の知識でいいのなら簡単。

まずは基礎の中の基礎。
BIOS=MBR=古い
UEFI=GPT=新しい
おk? 

諸君がぱちょこんの電源ボタンを押すとwindowsが起動する。
しかし、実際にはwindowsそのものが起動する前に
準備処理的なものが色々と必要だ。
例えばwindowsがHDDに入っているのはいいとして
そのHDDを検出するとかそういう準備だ。
伝統的にこの準備作業はBIOS(バイオス)が担当してきた。
BIOSはOSではないが、"OSを起動させるためのOS"
・・・的な役割を担当してきた。
まあ"ガンダムを駆逐するガンダム"みたいなものだ(ウソ)

2000年あたりからintelがEFIという
"次世代BIOS的な何か"を開発しはじめた。
それが今、intel以外の企業も参加してUEFIという
"次世代BIOSの、更に次世代的な何か"として開発されている。
まあ"ガンダムを駆逐するガンダム"みたいなものだ(ウソ)
2010年以降のぱそorパーツはUEFIに対応している可能性が高い。

UEFIは単に新しいだけではなく機能面でのメリットもある。
例えば大容量HDDを起動ドライブに使える。
具体的には2TBを超えるHDDを起動ドライブにする時
BIOSでは対応不可 UEFIでは対応可能となる。 

まあ、細かく言えばもっともっとあるので詳細はググレカスw
参考リンク1 参考リンク2

注意してほしいのはwindowsのインストール方法にも
BIOSモードとUEFIモードがあるという事。
これは、ぱそこん本体やパーツがUEFIに対応していれば
自動的にUEFIモードになる・・・という意味ではない。
パーツもOSも全部UEFI対応なのに
windowsがBIOSモードでインストールされるという事もある。

しかも始末の悪い事に、windowsのインストール作業中に
明示的に確認メッセージが出る事はない。
「このままだとBIOSモードになりますよ?おk?」
「もしかしてUEFIモードにしたいと思ってませんか?」
こういうメッセージは無い。
だから自分がどっちなのかすら知らない人もいるだろう。
そもそも、こんなもの、別にどっちでもいいとも言える。
例えばBIOSモードだとtwitterができなくなるとか
UEFIモードだとDVD再生ができないとか
そういうわかりやすい違いは無い。

デュアルブートの設定時の作業内容が少し変わるとか
そういうレベルだ。

確かに、どっちでもいいのでは?とも言えるが
現状、私はぶっちゃけBIOSモードがいいのでは?と思う。

建前上は"UEFIモードの方が起動もシャットダウンも高速"
という事になっている。
しかし、私自身が上記のHW(ハードウェア)で試した所
「・・・べつに速くねえぞ?」としか思わなかった。
ストップウォッチでも買ってきて測定すれば
速いのかもしれないが
わざわざストップウォッチを買わないとわからないレベルの
速度アップなどバカバカしい。

他にもセキュアブートと言って
何かセキュリティ強化的なものもUEFIモードにはある。
そもそもwindowsみたいなゴミOS使ってる時点で
今更セキュリティがどうとか何ねぼけてるの??
むしろこのセキュリティのせいで、ぱそが起動しなくなるとか
パーツ交換しただけで地雷踏むとか物騒な話題も出ている。
参考リンク

能無しのキチガイセキュリティなんぞ御免だ。
こっちは天下無敵のcentos様とキャッキャウフフするんだ。
ゴミOSに仕切らせるつもりなんぞ無い。
だからセキュアブートお断り。

"大容量HDDを起動ドライブに使える"というのも同様。
これもありがたみが薄い。ハゲオヤジの頭並に薄い。
今時大容量HDDなんかデータ保存用に使うのが常識だ。
起動ドライブはSSDにするのが基本。
SSDの方がサクサクで快適。
こんな簡単な常識に反してまで
大容量HDDを起動ドライブにする意味なんぞ無い。

あと、これはウチのHWの仕様のせいかもしれないが
UEFIで設定すると一度windowsで起動させると
BIOS(UEFI)でboot priority直さない限りは
勝手に次回以降もwindowsで起動してしまう。
例えば何か環境構築中に単にPC再起動したいだけなのに
毎回毎回手作業でゴチャゴチャするのは面倒だ。

BIOSモードだと毎回OS選択画面が出るから
いちいちBIOS(UEFI)で作業する手間が無くていい。

という事でBIOSモード推奨。

最後はお約束のひと言をオナシャス
「黒幕はキリスト教徒!」

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