2018年1月15日月曜日

華麗なるLinuxの世界13 〜yum祭り編〜

華麗なるLinuxの世界13 〜yum祭り編〜

さて、ではcentosの設定作業を行う。
目指すは日常用途全般を賄えるデスクトップOS
まずはterminalを開く
初期状態でも使える事は使えるが少々ダサイし見難い。
そこでterminal起動
上のパネルから設定画面に入る
profiles >> unnamed >> edit
general >> custom font >> monospace regular
出た画面でフォントの種類とフォントサイズが選べる
フォントサイズは使ってるディスプレイによって
(特にサイズとか解像度)何がいいかは各自違うと思う。
そこで見やすい設定に変更する。
フォントそのものはmonospace regularでいいと思うが
何か違うフォントが良ければ選択も可 
上のselect押す>>colorsタブに移動
>>use colors from system themeのチェック外す
下のtextとbackgroundの所をクリックして色を変更する。
そうすると大体こんな風な、イケてる感じになる。
別の設定の例。通常のザクの三倍(ry

・・・え?何何?表示がだいぶ違う、ですと?
えーっと・・・?
まずひとつの理由は私が英語でインストールしてるからか(爆w
まあ、少々頭が悪くてもこの程度の英語はわかるだろ?
貴様らバカどもは日本国国民の義務というものを知らないのか? 
日本国憲法に三大義務が書いてある。
教育(憲法26条)勤労(憲法27条)納税(憲法30条)だ。
だから義務教育というものがあり、
貴様らバカどもでも最低三年は英語を勉強したはずだ。
三年勉強してこの程度の英語すらわからないのは
貴様らが非国民であるという事だ。
それともうひとつの理由は私がgnome環境をカスタマイズして
global dark themeをオンにしているという事。
これはすぐ説明するから色がそんなに黒いのはけしからんとか
オバマが聞いたら卒倒しそうな事を言うのは自粛してほしい。

次にgeditの設定。geditはメモ帳がわりに使い勝手がいい。
まずは起動>>上のパネルからpreferenceに入る
私のオキニの設定は
display line numbersとhighlight current lineに
チェックつけて
editorタブでtab widthは4に変更
font & colorsでまたフォントサイズ変更して
color schemeはcobalt
するとこんな感じになる。
はじめのwindowsのメモ帳マガイのダサさから比べると
だいぶイケてるだろう?

Q:せんせえ!質問れす!
A:はい、どうぞ?
Q:ボクのgeditは文字に色がついていません
  なぜですか?もしかして物故割れた?
A:心配するな。物故割れているのはキミの頭だ。 
  画像の上部を見てほしいがtest.cと書いてある。
  文章をtest.cという名前で保存したという意味だ。
  つまり拡張子が.cである。
  これはC言語のソースの特徴なので
  C言語のシンタックスハイライトが自動で効く。
  これが緑や赤の色がついている原因。

このように簡易IDE的な機能が初期状態で生きているのも
geditがwindowsのメモ帳に勝っている所だ。
他にもctrl + sで文章を保存した後でも
ctrl + zでかなり前の状態まで戻る事ができる。
何かプログラムなりHPなり書いていて
「あー、やっぱこれはダメか」と思った時
パパパパっと元の状態に戻せる。
windowsのメモ帳ではこうはいかない。
一旦ctrl + sを押すと以前の状態はスッキリ忘れやがるから
Aの状態で一旦保存、Bの状態で別名で保存、
Cの状態でまた別名で保存と収集のつかない事態になる。

次。左上のapplications >> utilities >> tweak tool
global dark theme >> ON
これで次回ログイン以降、表示がダークテーマになる。

上のplaces >> home(filesが起動する) >> 
上のpreference >> sort folders before filesにチェック
>> allow folders to be expandedにチェック

applications >> system tools >> settings 
>> backgroundで壁紙変更
>> mouse and touch padでマウス高速化
>> region and languageで左下のプラスから
japanese(kana kanji)追加

後でibus-mozcをインストールするが、
それ以前に何かメモしたかったりググレカスしたかった時に
日本語入力ができた方が便利だから
一応標準の日本語入力環境を入れておく。
漢字変換がwindows並のバカだからあまり良いモノではない。
ちなみにjapanese(kana)はこれは別物。
単にキーボード配列がJISになるだけで
日本語入力ができる訳ではない。
(注:私はhappy hacking keyboardのUS配列を
長らく愛用しているが、JISキーボードだと何か違うのかも) 

さて、いよいよターミナルでソフトウェアインスコ祭りだが
その前にちょっと設定がある。
redhat系のOSはrpmというファイルでソフトウェアを管理する。
まあ、zipのようで、zipではない何かだと考えてほしい。
ソフトウェアをインストールするのは
OSのアップデート含めて、ネット上のサーバーから
このrpmを大量にかき集める作業に他ならない。
つまりrpmを保存しておけば将来的にフリーソフトが
公開終了になっても いんたーねっつで障害が発生しても
環境構築に困らないという事になる。
初期状態ではダウンロードとインストールが終わったrpmは
破棄されるようになっているが、これを敢えて保存する設定に
書きなおす所から作業を開始する。
もちろんカネをケチって容量の小さいSSDを買ったような人は
空き容量圧迫の元だから、こういう設定はあまりよくない。
(外付けHDDがあればどうにでもなる)

$ su
# nano /etc/yum.conf
この中でkeepcache=0の箇所をkeepcache=1に書き直す。
例の如く、ctrl + o >> enter >> ctrl +x
C言語やJavaをやっていればわかるはずだが
0とはfalseであり、1とはtrueである。
ダウンロードされたrpmの保存先は
/var/cache/yum/x86_64/7の中である。
# yum update 
// とりまうpだて windows updateみたいなもの
# reboot // カーネルうpだてが来た時等は再起動した方がいい
(再起動後)

$ su
# yum install epel-release // epel追加
# yum install http://li.nux.ro/download/nux/dextop/el7/x86_64/nux-dextop-release-0-5.el7.nux.noarch.rpm
注:コレ(↑)一行で打つ事 途中の改行禁止
(どうしてもと言うなら改行する方法もある)
この一行で行なっているのはnux-dextop追加
これはepel追加後に初めて追加可能らしい。

epelとnux-dextopはリポジトリの追加を行なっている。
リポジトリとはiphoneにおけるアポーストアみたいなもの
androidにおけるgoogle playみたいなもの
ある意味"お店"(カネは取られない)

インターネット上のサーバーで各種ソフトウェア
(実体は例のrpmファイル)が置いてある。
インストールしたいソフトウェアをダウンロードする時の
請求先みたいなもの
標準状態のリポジトリではcentosにはあまり多種多様な
ソフトが用意されていない。
これはcentosが元々サーバー用途メインとかそういう事情。
そこで店=リポジトリを追加登録した。
ダイソーには売ってなくてもハシゴして
イトーヨーカドーに行けば売ってるモノだってあるだろう?
という話。

このリポジトリの追加を行った後はちょっと設定変更が必要。
リポジトリ間の競合でクソエラーが出ないようにするための処置

たしか今のfedora(27)でrpmfusionとunitedrpmsの
両方入れてたら、ffmpegかvlcか何かの関係で
クソエラーが出たはずだ。
rpmfusionとunitedrpmsの両方が
「シャッチョさん、これ入れてください♥」
と提示するものがバージョン的に矛盾を生んで
アチラを立てればコチラが立たずな板挟み状態になる。
アヒャヒャヒャヒャ ヘ(゚∀゚ヘ)(ノ゚∀゚)ノ

# cd /etc/yum.repos.d
# nano epel.repo // enabled=1をenabled=0 にする
# nano nux-dextop.repo // 同上
# yum install gimp gimp-devel python-pillow clang
# yum install --enablerepo=epel,nux-dextop atril gparted transmission \
unar tuxpaint ntfs-3g p7zip p7zip-plugins vlc pyrenamer audacious \
audacious-plugins audacious-plugins-freeworld* audacity-freeworld 
さて、少々解説
yum install gimp...の一行は標準のリポジトリから
拾ってきている
次。enablerepo=epel,nux-dextop
さっき、一旦無効化したリポジトリを再有効化している。
カンマ区切り=複数のリポジトリを同時有効化。
このepel,nux-dextopの一行は改行無しで打つのが正式。
勿論、ターミナル上では自動的に折り返されて
2行目、3行目にわたって表示されるだろう。
私が禁止しているのは「enterを押す事による能動的な改行」
結果論としての改行はターミナルが勝手にやっている事。

このブログでも同じように改行無しで書きたいとは思う。
その方がコマンドをコピペできる等メリットもある。
しかしbloggerでインラインフレームを使う方法がよくわからない。
だからと言って普通の文章のようにコマンドを書くと
勝手な所で折り返されてしまってコピペができなくなる。

そこでバックスラッシュを使っている。
(少し上の方で"どうしてもと言うなら方法はある"
と書いたのはコレの事)
バックスラッシュは
「ここは書きやすさor読みやすさの都合上改行を入れるが
実際の処理上ではここの改行は無かった事にしてくれ」
とPCに伝える意味がある。
・・・というかこんなものC言語の勉強してりゃわかって当然。
単にコマンドや引数の間だけではなく
コマンドそのものをブツ切れで書くこともできる。
ping 8.8.8.8を1文字1文字、ブツ切れで書いた例

Q:せんせえ!質問れす!
A:はい。どうぞ?
Q:epelで拾うのはいいとしてgpartedがepelにあると
  なぜ気付いたのですか?もしかしてニュータイプ?
A:アホか。何のためにインターネッツがあるんだ?
  お前みたいな奴のためにggrksという金言がある。 
  ・・・が他にもやり方はある。
  たとえばeclipseをインストールしたいと考えたとする。
# yum install eclipse
  テキトウにこう(↑)打っても
No package eclipse available(そんなものはありません)
  というエラーしか出ない。
  しかし実はeclipseは違う名前で登録されている。
  はじめはそんな事は知る由もないから
$ yum search eclipse
  これで探す。するとecjというソフトがヒットする
  名前が違うんだがなぜヒットした?と疑問に思う。そこで
$ yum info ecj
  これで説明を見る。するとその中に
  Eclipse Compiler for Javaと出てくる。
  そこで、ああ、例のeclipseかとわかる。 

Q:せんせえ!質問れす!
A:はい、どうぞ?
Q:yumのそんな使い方聞いてなかったです!
  せんせえはなんでそんな方法知ってるんですか?
A:だからお前はバカかと。
  何のためにいんたーねっつがあるんだと小一時間。
Q:サーセン、エロ動画とtwitterのためにあると思ってますた
  けど、せんせえ! そうやって便利機能があるのなら
  先に教えてほしいです!後から小出しにするのはセコいです!
A:ほう、そうかい。んじゃターミナルで
  $ man yumと打ってみ?
Q:グアーw 何か長い英語が出たあw
  せんせえ、これは物故割れたんですか?
A:だから物故割れているのはキミの頭だとあれ程(ry
  これがお望みのyumコマンドのマニュアル。
  めったに使わないマイナーな機能までビッシリ紹介してある。
Q:サーセン、英語なんスけど?
A:日本国民の三大義務って知ってる?
Q:ハイ、サーセンっしたあ! てか、せんせえ!
  マニュアル読むの0.3秒で諦めたんスけど
  元の画面にはどうやって戻るんですか?
A:キミめくら? 画面の一番下に書いてるんだけど?
  qを押せば元のターミナルに戻る。quitのq 
Q : ところでせんせえ、各リポジトリには
  どれぐらいの数のソフトが存在するんですか?
A : 以下のように打てば数が出る
$ yum repolist --enablerepo=epel, nuxdextop
  この結果から見る限りでは
  baseで9591 epelで12202 nux-dextopで2573
  (2018年1月16日現在)
Q : はえー!数が少ないとか言われるcentosでも
  1万とか行くんですねえ
A : まあ、アポーストアだと200万オーバーなんだけどな!
  参考リンク
Q : ところでせんせえ、その1万だか9000だかの
  ソフトの一覧をドカーンと表示させたりは・・・?
A : できる
$ yum list
Q : でたーーーww
A : あまりにも多くて見てるだけで疲れるので
$ yum list | grep java
  これは"java"と付くものに絞り込んで表示してみる例
  これでも結構ある
  javaはプログラミングの世界では有名どころだから
Q : せんせえ、その"list"の右の縦棒はどうやって打つんれすか?
A : キーボードの種類にもよるけど多分右上にあるから探せ

最後はインストールしたものの簡単な紹介。
gimp : フォトショ的な何か 画像編集ソフト
gimp-devel : dbpに必要
python-pillow : mcomixに必要
clang : Cコンパイラ C/C++の勉強や開発に使う
atril : PDFビューワー 白黒反転表示ができる
gparted : パーティション操作ツール
transmission : torrentクライアント
unar : アーカイバー
tuxpaint : マウスでお絵かき
ntfs-3g : NTFSにアクセスする
p7zip : アーカイバー
p7zip-plugins : p7zipの拡張機能
vlc : 動画・音楽プレイヤー

pyrenamer : ファイルリネーマー
audacious : 音楽プレイヤー
audacious-plugins : 同上の拡張機能
audacious-plugins-freeworld* : 同上の拡張機能
audacity-freeworld : 音声データ編集ソフト

dbpとかmcomixとかどこにあるんやで?
という感じだがそれは次回以降登場する。

最後はお約束のひと言をオナシャス
「黒幕はキリスト教徒!」

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