2016年7月17日日曜日

knznymmmyのラテン語ペラペラプロジェクト4

トランザムで文法を駆け足で勉強しようず

さて、豆知識祭りは前回で終了。
いよいよ、ラテン語文法の本丸に切り込む。

とはいえ、大真面目にやると泥沼化する。
だから非常に雑な解説だけ。全体を俯瞰するだけ。

本を1冊2冊読んだだけの私が書くわけだから
サラッと大嘘を書くかもしれない。
将来的に黙って間違いを証拠隠滅するかもしれない。
正式なラテン語を勉強したい人は専門書を買うなり
大学に通うなり、図書館通いするなりしてほしい。
ここはあくまでも
BACADEMIAだ。

参考図書(パクリ元とも言う)は
「ラテン語四週間」 村松正俊著 大学書林

1961年第1版発行 1998年第35版
 

「聖書のラテン語」 足立昭七郎著 創流出版株式会社
2012年刊 このあたり。

ラテン語の品詞は8つある。
名詞 形容詞 代名詞 動詞

副詞 前置詞 接続詞 間投詞

ラテン語の文法の目玉は活用。語尾がやたらと変化する。
厳密には名詞 形容詞 代名詞の変化が「格変化」

動詞の変化が「活用」
しかしこのへんは本によっても用語が違う事もある。

副詞、前置詞、接続詞、間投詞に活用は無い。

私はラテン語に限らず文法は必要悪と考えている。
だから「格変化」だろうが「活用」だろうが
「こんじゅげぞん」だろうが「こんじゅがしお」だろうが
「でくりなしお」だろうが
そんな用語は重箱の隅でしかないと考えている。 

だから私の文法用語は結構テキトウ。雑。
そんなもの暗記する暇があったら

例文のひとつでも暗記した方がマシだ。
要は語尾(と偶に単語の中)がゴチャゴチャするという事。

このゴチャゴチャにより、

その単語の文中での役割分担(主語?目的語?)や
位置づけ(どれを修飾しているのか?)が判定できる。
多少真面目に文法用語の検討をすると、 
こんじゅがしおはラテン語の動詞の活用coniugatio
"こんいうてぃお"ではない。

昔は J の文字が無かったと既に説明済。

ではiuはどう読むべきか?
この組み合わせはラテン語の複母音の中には無い。
だから私はこれは「子音+母音」=「じゅ」と解釈した。

ただしこの根拠はフランス語だ。
フランス語で動詞の活用を
conjugaison=「こんじゅげぞん」と言う。


ドイツ人司祭がドイツ語訛りのラテン語で

ミサを行っても許されるのなら
ガチKGBがフランス語訛りのラテン語で

ブログを書いたって許されるはずだ。
ex opere operato ex opere operantis
個人的資質は関係ありません
(キリッ

でくりなしおは名詞/形容詞の格変化declinatio
フランス語で言えばdéclinaisonでくりねぞん
ついでにtioしおと読むのもフランス語ルール。
だからリスニングや発音はデタラメでいくとあれほど(ry

名詞はによって変化する。


数とは単数・複数の2種類。
Sだけつければ9割終わる英語と違い、ラテン語は面倒。

格とは主格 呼格 属格 与格 対格 奪格の6つ。
ただし偶に地格という7番目が出てくる事がある。

存在しないはずの7番目・・・はローゼンメイデンw

存在しないはずの13番目・・・はエヴァ新劇場版w

6つの格と2つの数で、6x2=12通りの語尾変化が基本。
単数形と複数形の区別しか無かった英語が
いかに雑かよく分かるw
英語でも代名詞は主格・所有格・目的格があった。
だから多少ラテン語的だ。

i-my-me, we-our-us, he-his-him, they-their-them
ああいう感じ。

主格とは主語や述語。 英文法のSVCのSとかC
呼格とは呼びかけ 「〜よ!」等と訳する
属格とは英文法の所有格的な何か
与格とは英文法の間接目的語的な何か
対格とは英文法の直接目的語的な何か
奪格とは雑用係
上の5種類に該当しないものを一手に引き受ける的な何か
例えば「〜で」等と手段を表す。その他諸々。

格は日本語では助詞が担当している。
「ラテン語は」は主格
「ラテン語の」は属格
「ラテン語を」は対格
「ラテン語で」は奪格
「ラテン語よ」は呼格
日本語では別の単語の扱いになっているものが

ラテン語ではひとつの単語の語尾変化
という扱いになっている。

「ラテン語よ」ってどんな使い方するんだろうね?
「おお、ラテン語よ!

貴様はなんという変態言語なのだ!」って感嘆文?

形容詞 代名詞はだけではなく

による語尾変化も考慮する事になる。
男性・女性・中性。つまり2x6x3=36通りの変化。
名詞の活用で出て来なかった性がここで出る理由は
被修飾語=名詞が必ずどれかの性に分類されるから。
その名詞の所属するグループに対応した形に
形容詞や代名詞は変化させる必要がある。
「vulgatusがvulgataになるのはbibliaが女性名詞だから」
と書いたアレだ。

微妙にイルミ趣味な感じの例を挙げてみよう。
「美しい薔薇」の12の変化を書く。
主=呼rosa pulchrarosae pulchrae
rosae pulchraerosarum pulchrarum
rosae pulchraerosis pulchris
rosam pulchramrosas pulchras
rosa pulchrarosis pulchris

rosa=薔薇 pulcher=形容詞=美しい
薔薇が女性名詞なので

女性形のpulchra及びその変化形で登場している。
こういう活用表を応用していくと
以前予告したまどマギのサブタイトルの問題も確認できる。


また、語順に注目。形容詞は名詞の次に来る。
「被修飾語+修飾語」という語順だ。
この語順は日本語とは逆。フランス語的だ。
元々フランス語は千ウン百年前はラテン語だった。

だから単語も文法も似ている部分が結構ある。
また語尾変化のせいで「どれが主語なのか?」
「どれがどれを修飾するのか?」
という単語間の関係が判定しやすい。
そのせいで単語の順番は結構入れ替わる。


例えば英語で
Joseph killed Mary と
Mary killed Joseph は全然違う内容だ。


・・・。性母マリアとヨセフが痴話喧嘩して
殺人事件がおきてたら面白いのになw
マ:「あなた、最近来ないの・・・。」

ヨ:「え?」 
マ:「生理が・・・。」 
ヨ:「まじで?」 
マ:「代わりに天使が来ちゃったの」
ヨ:「はあ?? 待て落ち着け。マジ意味わかんねえって」
マ:「お腹の赤ちゃんは神の子って言えばおkって
  教えてくれた」
ヨ:「いや、そいつバカだろjk」
マ:「でも生理が来ないのは本当よ。
  私最近ラッキョウばっか食ってるでしょ」
ヨ:「だってお前今日は安全日って言ったじゃん!」 
マ:「でもデキちゃったものはデキちゃったのよ!」
ヨ:「それって本当に俺の子かよ?」
マ:「はあ?何それ!マジ失礼な人!」

・・・みたいなwww
ラテン語でヨセフとマリアの痴話喧嘩日記でも書こうかw

痴話喧嘩はともかく、ラテン語は語順の入替ができる。
ニュアンス的には重要な単語を先頭に持ってくる事が多い。
この理由で疑問文における疑問視は先頭に来る。

このへんは日本語やドイツ語に近い。
日本語は述語さえ語尾に書けば語順は結構自由だ。
「今日ツタヤにDVDを返すつもりだ」
「今日DVDをツタヤに返すつもりだ」
「ツタヤにDVDを今日返すつもりだ」
「ツタヤに今日DVDを返すつもりだ」
「DVDをツタヤに今日返すつもりだ」
「DVDを今日ツタヤに返すつもりだ」
基本的に意味は全く同じはずだ。これと同じ事。


ちなみにドイツ語では動詞を2番目におけば
後の語順は結構自由。例えばドイツ語で

「私はガチKGBです」は、Ich bin gachi-KGB.
ドイツ語もラテン語的に活用が多い。

ガチKGBのBACADEMIAはためになるなあ。
ラテン語、フランス語、ドイツ語をまとめて勉強できちゃう
何ならギリシア語も混ぜようか? え?ヘブライ語?

「美しい薔薇」で性数格を一致させると

語尾が一致するのは韻を踏んでいるようでおもしろい。
但しこれは偶々語尾が一致している組合わせなだけ。
語尾が常に一致するとは限らない。


また、主格が呼格と一致しているだけではなく
よく見るとそれ以外にも一致している箇所は複数ある。
そのへんは文脈で判断する。


おいおいおい、じゃあ面倒くさいから

活用なんか英語なみに少なくして
基本的に文脈で何もかも判断すれば

・・・というのは手遅れだw

さて、活用が一番クソ面倒なのは動詞だ。
動詞は態、法、人称、数、時制で変化する


とは能動態と受動態。
とは直接法、接続法、命令法。
人称は1人称、2人称、3人称。
とは単数、複数。
時制とは現在、半過去、未来、アオリスト、

過去完了、未来完了。
2x3x3x2x6=216? ヽ(・ω・)/ズコー

おい、名詞の12の活用でキャッキャ言ってたヤツ誰だ?
3人称単数現在でsつけて過去形・過去分詞でedつければ
9割終わってしまう英語の動詞活用がいかにぬるま湯か。

パトラッシュ、お星サマが滲んで見えるのはなぜなんだい・・・?
あれ、変だな。目から汗が止まんないや・・・。
少し・・・少しだけ眠らせてくれないか・・・?

まあ、この他に分詞や不定詞もあるんで数は更に増える。

分詞は動詞を形容詞的に使う。
不定詞は動詞を名詞的に使う。

こういう各種活用形を捻出するためには
語幹を意識する必要がある。
この語幹には現在幹、完了幹、すぴーぬむ幹がある。
 

逆に減る要因も一部はある。
接続法には未来と未来完了が無い。
命令法は現在と未来しか・・・。(以下略)

中途半端な減らし方のせいで余計にややこしい件。


ちなみに半過去というのはフランス語文法の用語。
似ているから私が勝手にそう読んでいる。
一般のラテン語のテキストでは未完了過去とか過去と呼ぶ。
一般のテキストでも著者によって用語が異なるのなら
ガチKGBが勝手な用語を使ってもいいはずだ。
アオリストも同様。これはギリシア語文法用語。
フランス語文法で言えば複合過去。

ところで時制に現在進行形が無いのはなぜなんだぜ?
これは現在形に含まれる。
というかこれはフランス語やドイツ語にも共通。
だから私は英語は異端児、奇形児と何度も主張している。


さて、文法のお勉強はこれでおしまい
次回以降は実践編。

まじで?ラテン語の文法ってこんな雑でよかったの?
パトラッシュがどうとか言ってるだけで
結局何も勉強してないんじゃない?

いや、よくは無い。しかし文法はあくまでも必要悪。
ハインリッヒ=シュリーマンの「古代への情熱」
を読んだことが無いのか?
次回以降、「これは男性複数主格」とか書いた時
「格って何ですか?」状態では困るから
そういう用語を紹介しただけ。
「あー何かあったよね」程度の雑な覚え方で
ホンバンに突入する。これがガチKGBスタイル。

ブンポウブンポウと重箱の隅ばかりつついているせいで
万年英検3級の貴様らからグダグダ言われる筋合いはない。
横パスばかりで敵陣に切り込む覚悟の無いやつは
せいぜいサッカー日本代表でもやっておけばいい。
ガチKGBはたった一人でドリブル突破する。
邪魔するやつは観客席からメドベージェフ君に撃たせる。
それがガチKGBスタイル。

最後はお約束の一言をオナシャス。
「黒幕はキリスト教徒!」
みかん、いや、未完。

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