どこの世界の親子が
母「草むしりしろ」
子「どこの?」
母「アンタはけしからん」
なんて珍問答をしている? 全く理解不能。
その後のヒステリーが「皆草むしりしてるじゃないか。
なぜしない?アンタは常識がない」云々と続いた。
そこから判断するとどうもこのバカの頭の中では
私が草むしりを拒否した設定になっているらしい。
言っておくが私は草むしりしろという依頼を「今日はヤダ」と
1回でも先延ばしにした訳ではない。
「どこの?」と聞いたのは私が東京から実家に
引っ越したばかりだからだ。
私が東京にいる間に実家が引越しをしたせいで
その時の実家の近所付き合いその他が何も分からない。
草むしりは自分の家の周囲さえやればいいのか?
隣の家との中途半端なボーダーラインはどうなっている?
両サイドが田んぼの道がウチに伸びてきているが
これはウチの担当なのか?
それともこれは田んぼの持ち主の私道だったりするのか?
何か人間関係的なしがらみでもあるのか?
普通は気にするはずだ。だから「どこの?」と聞いた。
ところが帰ってきた返事はまさかの
「皆草むしりしてるじゃないか。
なぜしない?アンタは常識がない」というヒステリー。
この母親の頭がおかしいのはとっくの昔に承知していた。
だから私はヒステリーにめげずに
「いや、勿論、草むしりするよ。だけど草むしりの範囲はどこ?
道なんか究極どこまでも伸びてるじゃん。
まさかどこまでも草むしりするなんてできないじゃん。
範囲ってものがあるでしょ?
ここはウチの担当、ここはあの人の担当みたいな
慣習とか何とかあるじゃん。」
と身振り手振りまで入れて分かりやすく聞き直した。
それでもヒステリーが止まらない。
意味不明。打つ手なし。諦めて私は黙って作業開始。
とりあえず目に付く範囲全部草むしりすればよかろう
と思っていたら、数十分後問題児が家から飛び出してきた。
で、「一体どこまで草むしりするつもりだ?」
「関係無い所の草むしりなんかするな」 とヒステリー再開。
それだよ。まさにそれだよ。
教えてくれなきゃ関係無い所の草むしりだってしちゃうじゃん。
だから「どこまで?」ってあれ程聞いたじゃないか。
それを返事しないばかりか「草むしりをしないアンタはけしからん」
と見当違いなヒステリーを起こしたのはテメーだ。
私はひと言も「草むしりは嫌です」なんか言ってない。
その日もそれ以前にも言っていない。
むしろ「やるよ、やるけど」と何回もヤルヤル連呼した。
それなのに自分の事は棚に上げて、結局私を悪者扱い。
そもそも一般道の雑草取りのボランティアって
どっちかと言えば「イイこと」に分類されるんじゃないのか?
他人の畑の雑草取りでもしていたら、まるで野菜泥棒に見える
的な何かとか、不法侵入的な何かとかあるのかもしれないが。
ただの道。ただの草むしり。仮に関係無い場所だとしても
批難される筋合いではないと思うのだが。
なぜか私は犯罪者並に睨まれた件。
ま、このバカの頭じゃ何を言っても理解できるはずがない。
どうせ何を言っても「どこの?」→「アンタは常識がない」
みたいな珍回答しか返ってこない。
とりあえず「ココ」はこいつの頭の中では
「草むしりのエリア外」に分類されるらしい。
じゃあ、家の前ならとっくに済んでるから
もう草むしりをやるのは終わりでいいんだろ?
はいはい、アテクシが悪うございました
・・・と思って黙って何も言わずに手を洗って部屋に引っ込んだ。
揚げ足取りよりもひどい。揚げてもない足を無理矢理取ってくる。
もう口を開くこともできなくなるじゃないか。
だが、これはこれで気に入らなかったらしい。これが後日
「お母さんとの対話を拒否するからアンタはけしからん」
「この前も黙って部屋に篭ったのは怒ってたからだろう」
「お母さんと話をするのはそんなに腹が立つのか?」
「家族のコミュニケーションというものを根本から否定する気か?」
とある日の食事中にネチネチ質問してきた。
全く恐れ入る。鏡見てから物を言え。
どうせ何を言おうが揚げ足取り以下の
いつもの捏造ネタにされるだろうとは分かっていた。
しかし黙って放っておけば、それこそ
「お母さんを無視した」だの「親子の会話を拒否した」だの
やっぱり次の捏造ネタにされるだけだ。結局これも同じ。
何をしようが、しまいが、結局私が貧乏クジをひくだけ。
その時は一応言うだけ言ってみた。ミラクルが起きて
私の言いたい事が半分でも通じればという僅かな希望に賭けた。
だから「それは違う。あの時はあーでこーで」と説明した。
「草むしりはしない」なんてその時も、それ以前も
ひと言も言ってないのに
「なぜしないんだ?」って話はおかしい。
どこからどこまでが範囲なのか知りたいだけなのに
回答しないのはおかしい。
ましてや脈絡のない意味不明な悪口を言うのはおかしい。
草むしりをやるかやらないか、なんて初めから結論はでている。
「やる」という結論だ。その次の話題、範囲の話題に移ってるのに
いつまで経ってもやる・やらないの問題に留まるのはおかしい。
まして私がやらないとでも言ったかのような批判は的外れ以下だ。
あの時だってあーでこーでと懇切丁寧に説明してやった。
その時の母親は「じゃあ、初めからそう言え」と言った。
ダメだ。やっぱり根本的に何ひとつ理解していない。
私は「こう言ったよね?」とコンコンと言って聞かせた。
それに対して「じゃあ、初めからそう言え」か。バカすぎる。
言ったよ。あんたみたいなバカから指示されるまでもねえよ。
あの時も言った。今も言った。意味不明な悪口にもめげずに言った。
身振り手振りも入れて言った。何回も言った。
これでもかってぐらい言った。
・・・それに対して「じゃあ、初めからそう言えよ」か?
言ってるじゃねえか!!! それを聞きもしないどころか
ありもしない捏造ホラ話にすり替えてるあんたは何なのさ?
予想通りとは言え、呆れて物が言えなかった。
いや、何を言おうがどうせいつもの珍解釈と悪口にしか
つながらない。打つ手なし。八方塞がり。裏目にしか出ない。
唖然としている私に母親は続けた。
「アンタの言いたい事はよく分かった。
もうアンタと一緒に暮らす事はできない。
だからこの家から出て行け。今から念書を書け。
アンタは信用ならないから何月何日までに出て行くと日付も書け」
これが、私が実家を出て行って再度ひとり暮らしを始めた理由だ。